実物資料を中心に扱う博物館、非定型的文書資料を中心に扱う公文書館とともに基礎的な蓄積型文化施設であり、出版物を中心に、比較的定型性の高い資料を蓄積するものである。
一般に、学習や調べ物をするための図書館と、娯楽を目的とする図書館とに分かれる。
前者は辞書や学術書籍等の専門書に重点を置いて書物を収蔵するが、後者は小説や一般向け教養書、児童書などに重点が置かれる。図書館の利用者層や蔵書形態も様々で、児童図書中心とした図書館や、漫画のみを扱ったまんが図書館、学生に学習室を開放したり社会人に利用者層を絞った図書館、学校等の施設に付随する学校図書館等がある。
「図書館」は、明治中期に英語のlibraryから訳された訳語(和製漢語)である。
「図書館」は、地図(図版)の「図」、書籍の「書」を取って
.図書とし、図書を保存する建物という意味であった。