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5月26日(ブルームバーグ):日本と中国の防空識別圏が重なる東シナ海上空で中国軍の戦闘機が自衛隊機2機に相次いで異常接近した問題で、日本政府 は中国側に外交ルートを通じて「厳重な抗議」を行った。菅義偉官房長官が26日午前の記者会見で明らかにした。菅氏は中国軍機の行動は「誠に遺憾」と非難 した。
菅官房長官は26日午前の記者会見で「偶発的な事故につながりかねない極めて危険な行為」と述べた。中国国防省が自衛隊機による中国とロシアの合同軍事演 習への妨害があったと指摘していることに対しては、「異常接近されたのは中ロの演習区域外。合同演習を妨害するような危険な行為を行ったという事実は一 切、ない」と反論した。
小野寺五典防衛相は25日、臨時会見を開き、中国軍機の接近距離は約30メートルから約50メートルで、中国軍の戦闘機はミサイルを搭載していたことを明らかにした。自衛隊機は通常の警戒監視任務で飛行していたという。
防衛省のウェブサイトによると、24日午前11時ごろと正午ごろ、自衛隊機が中国軍の戦闘機から異常な接近を受けた。領空侵犯は発生しておらず、自衛隊機や隊員に被害はないという。
これに対し、中国国防省はウェブサイトに載せた声明で、日本は中ロの合同演習を妨害すべきではないと非難。航空禁止の通知は事前に出していたと主張した。